〜ボゴタへの道〜
ベネズエラ アマゾン地帯からボゴタへ
ゲリラ支配地域走破
2004年5月13日〜17日
ベネズエラからコロンビアへ入る道で、旅行者によく使われる道は2つある。
一つはタチの悪いイミグレと厳重な警戒で有名な@マラカイボ〜マイカオ
二つ目は、コロンビアからベネズエラに入ってきた人間が大抵再入国に使うAサン・アントニオ デル タチラ〜ククタである。
しかし、実はこの2つ以外でももう一つ通れるには通れるし、ボゴタにも抜けれる道がある。
ロンリープラネットには記載があるが、Bプエルトアヤクーチョ〜プエルトカレーニョがそれである。
だが、ロンプラにも書いてあるが、コロンビア側がゲリラ支配区域に隣接しているため旅行者には滅多に使われない(てえか知らない)ルートである。
他にもありそうだが、コロンビアのアマゾン地帯、即ちFARCやパラミリタール支配区域へ抜けるルートであるため、
おそらくコロンビア側には入れるが、途中道が無い若しくは危険区域のためボゴタまで行けないような所だと思われる。
私はこの国境を越えることにした。2004/5/13のことである。
<ベネズエラ 国境越えボート乗り場への道のり>
しかし、朝9時に発ったはずが、コロンビア川への渡し舟に乗る頃には14時も回ろうとしたころだった。
単に出国時の収入印紙買うのに時間かかっただけなのだが、書類だ色々で時間がかかる。
ちなみに出国税とかではない。
プエルトアヤクーチョの町から渡し舟は出ているわけではない。
この町の対岸はもうコロンビアなのだが、渡し舟に乗るにはここからバスで1〜2時間くらい北に上った村に行かなくてはならないのだ。
だがイミグレはこの町にしかなく、ここで出国手続きをしてさらに国内を2時間近く移動するといった、
不思議な状況(ようは一時的な不法滞在)を経験する。
そして、バスから渡河地点を目指ししばらく歩く。
27kgものザックを背負って30分近くも歩くのは正直しんどい・・・
出国手続きを既に終えていたため、ここでの手続きは名簿に名前を書くだけだった。
国籍欄があったが、前後数日はみなコロンビア・ベネズエラ国籍ばかり・・・
当然韓国人なんざ私だけである。
武装ボートなんざ物騒なモノが置いてある所を見ると、色々なことを想像する。
マフィアの密輸取締りなんかもあるんだろうか・・・
対岸への渡し舟には軍人さんも乗ってくる。
ベネズエラ軍だろうか、コロンビア軍だろうか。
船着場の子供たち。
彼らを見る限り、平和そのものである。
マイカオからベネズエラに入った時は、警戒の厳重さに辟易(検問が5箇所にも及んだ)したが、
ここにはそんなものは無かった。
ちなみにマイカオ〜マラカイボでまれに旅行者が被害を受けている。
荷物検査を頻繁にやるからなのだが、サブザックにちょうど前日着ていた汚い下着と靴下が入っていたため、
検問側の警察が嫌がって、やっぱり姿かたちが汚いメインザック(おまけに表のポケットには靴が入っている)には手も触れなかった。
汚い格好・荷物は身を守るためには時には必要なのかもしれない。
コロンビア〜ベネズエラの国境となっているリオ・メタの光景。
この川を遡れば、コロンビアの首都・ボゴタまで約100km、ビーヤビセンシオの町である。
下流なのにも関わらず流速は遅くない。
コロンビアの町、プエルトカレーニョが見えてきた。
小高い丘に翻る旗と建物・・・やはり、ものものしいのだろうか・・・
やっとイミグレに着く。思ったより物々しくない。
案外すんなり行くのかと思って左を見れば、
コロンビア海軍の河用砲艦なんかが浮んでいる。
随分けったいな所に来たらしい・・・・
このイミグレで荷物検査は行われず、名簿に名前を書くだけだった。
入国スタンプももらえず、じゃあ入国スタンプを貰うにはどこに行けばいいのかと聞けば、
この町の中央部付近にあるイミグレーションに行けと、場所を教えてもらい、ザックを担いでまた30分ほど歩く。
汗だくになったところで向こうからバイクに乗って警官が現れた。
多分、入国時に通報されたのだろう。私は警察署へ連れて行かれる。
だが、待っていたのは普通の荷物検査(といっても荷物を全部自分の手で開ける)である。
中から下着やらフリースやら寝袋やら色々出てくるのを見てさぞかし辟易しただろう。
みんな笑顔で私がとてもゲリラ関係者だなんて見てない。
しかし、こんな地にやってくる東洋人が珍しいらしく、みな好機な目で見ている。
何しにきたんだ、旅行だよ、どこに行くんだ?さあ・・・ベネズエラに戻るんじゃないか?
(行き先ばれるとゲリラに通報なんてこともあるので適当に言っておく。どこでどうつながってるかなんて判ったもんじゃない。)
このCD何?何が入ってるか見せろ、ああいいよ、けど持ってくなよ、
何だお前、靴もってんじゃねえか、そっち履けよ、やだよ、サンダルの方が快適なんだよ、
おい、CDちゃんと入れて返しただろうな、コンピュータ見せろ・・・
こんな感じだ。なんか、拍子抜けである。
しかし、このあとイミグレで入国スタンプを貰ったが、本来60〜90日はもらえるのに30日しかもらえなかったのは残念だった。
一応抗議したが駄目の一辺倒だった。
一通りの検査、入国手続きが終了した後、警察の人が私を近所の宿に案内してくれた。
案外いい人達らしい。
しかし高かったらどうしようと思ったが、普通の値段だったので安心する。
だが、後から知ったのだが、泊まってるのは皆軍人さんだった・・・・・・・どうもそういう宿だったらしい・・・・・・
<続く>