チワワ太平洋鉄道
2004年1月06日〜1月09日
私は基本的に、その国に鉄道があった場合乗ることにしている。
たとえ何があっても一度は絶対乗る。
基本的に列車
の旅が好きだからだ。
だから、せっかくメキシコシティから入ったにも関わらず北上し、
チワ
ワを目指す。
渓谷沿いを走るチワワ太平洋鉄道に乗るために。
夕方にサカテカスを発つはずが、チワワ行きのバスが定刻になっても到着しない。
どうしたことか、そういやこの国
も定刻に出ないという話は聞いている。
まあしばらくしたら来るんだろ、まさかチケット買っといて来ない訳もあるまい。
1
時間待っても来なかった・・・
こんな国でも1時間待っても来ないことはあるまい。
カウンターに問い合わせたが、
まだ来ないとのこと。
ひでえ話もあるもんだ。
2時間待っても来なかった。
まー
だーかーよー。
同上予定のメキシコ人もあきれている。
そうこうすると、アメリカ国境ティファナ行きのバスが来
た。
バスの運転手に問い合わせた。
OK!
なんじゃそりゃ。まあラッキーと
いうことで乗せてもらう。
中は人でぎゅうぎゅう詰め。
みんなアメリカに向かうのだろうか。
し
かし、私の予想ではチワワ到着は朝方になるはず。
うっかり寝過ごすと国境まで持ってかれるのか・・・
油断するわ
けにゃあいかんよなあ・・・
けど朝方着くのは予定通りだったりする。
バスターミナルで数時間つぶしてそのまま列車に乗る予定なのだ。
ぶっ
ちゃけ宿代がもったいなかったのである。
そうしてバスに乗ること10時間、夜中の3時半にチワワに到着。
1時間ほどバスターミナルで時間をつぶし、タクシーにて駅に向かう。
そ
ういやここに要したタクシー代は75ペソだったか?
地球の歩き方には100ペソと記してある。
ぼったくられたの
かね?

い
かにもアメリカーンという感じな機関車である。
列車は朝6時半出発だった。
予約も無しで来
たので、ぶっちゃけチケットが取れるかどうか判らなかった。
だが、どうやら取れるようだ。
特急ではなく、安い方
を選択。
列車の旅は特段不都合が無ければ遅いほうが良いのだ。
無事チケットをゲットし、客車に乗り込む。
ど
んなのが来るかと思ったが、結構普通の客車だった。
中国の客車のように汚くはない。
そして
出発。朝を迎える・・・


辺りは荒涼とした砂漠地帯だった・・・

なんかこんなのを見ると、19世紀の開拓時代を思い起こす。
こういう光景だけは変わってないんだろうなあ・・・



し
かし、荒涼とした光景はまったく変わることは無い。
今日の到着予定であるクリール(creer スペイン語で「信じる」という意)に
は昼間の13時くらいに到着予定だ。
今10時、クリールまでずっとこんな感じなんだろうか。


だがちょっとだけ谷っ
ぽくなってきた。
目指すクリールは、かの有名なグランドキャニオン以上の規模と謳われるカッパーキャニオン近郊の町。
そ
れなりに山に囲まれているはずである。

そうして、やっとク
リールの駅に到着。
何もありそうも無い。

こ
の町で、これから先たくさん目にすることになる先住民、かつてアステカやマヤといった
帝国を作った人々の末裔とも呼ぶべき人々と出会
う。
衣装に味わいがあるというか、何というか・・・
ここでは彼女らは観光ずれというか、我
々も外人の一味であるという感じであったが、
ここから下では彼らにとって我々は侮蔑の対象であり、まれに憎悪の対象であることを思い
知ることになる。
ったく、うちらが一体何したってんだよ!


クリールでの宿の情
景。
みんな気がいい連中だった・・・
そういえば、メキシコはアメリカ人パッカーをよく目に
した。
さすが隣国だということだろう。
ちなみにこの写真はアメリカ人x2、イギリス人x1(中央)である。
あ
ほやねえ・・・(笑
もう39になるが、
「子供はいねえのか」との問いに、
「俺
が子供だ!」といいはられて思わず苦笑したものである。
しかし、欧米人って酒に強い印象があるが、上のアメリカ
人はこのつい2時間前、二日酔いで顔面真っ青だった。
「お前、あんなに飲んでたのに大丈夫なのかよぉ・・・」
と
恨めしげに言ってたのが記憶に残っている。

ク
リール近郊の渓谷。
見てのとおり、すざまじい・・・




し
ばし町を散策


真ん中の方の目が気に
なってた・・・
そうして、クリールを発つ日がやって来た。

いや、暇だったんだよ
ね・・・

そ
うして昼間の12時、ロス・モチス行きの電車が来る。
また列車に乗り込む。

そうして、チワワ太平洋鉄道でもっとも見所
と言われる
ディビザデロの
駅に到着。


基
本的にがけっぷちの駅だが、あたりは土産物屋でごった返している。
どっからくるのやら・・・
そ
うして
ディビザデロの駅も通過し、列車はひたす
ら山を走り抜ける・・・

そ
うすると、ある駅でこんな光景を見かけた。
なんだ?
と思っていたら・・・


葬式だった・・・


もう夕方だ。ロスモチ
スに着くころは、もう真夜中になっているはず。
列車は暗闇の中を走る・・・・
そ
うして、チワワ太平洋横断鉄道の旅を終える。
ロスモチスに着いたのは夜中の2時半・・・当然途方にくれた・・・
め
んどくさいので直接メキシコシティに帰ることにした。
空いてもいないホテルでノックで親父たたき起こしたところ
で泊まれる保証はないし、
おまけに宿代もかかる。
しょうがないのでバスターミナルに直行
し、メキシコシティー行きバスを徹夜で待つ。
おかげでバスの中ではすっかり熟睡だった・・・
メ
キシコシティに到着後、ペンションアミーゴに行くと、出発前に居たチャリダーさんが
まだ居た。
「一
番会いたくない人に会っちゃいましたね(笑」
とみんなにからかわれていたのが印象的だった。(笑
い
や、その人私とメキシコシティー到着も一緒だったのよ。
いつ出発するんですかとみんなに言われていたのである。
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